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あめりの小部屋

外来編

病棟での分娩実習・褥婦のケア・新生児のケア以外にも妊婦のケアということで外来実習が計2週間ありました。
診察の介助・計測・保健指導が主なる実習内容。
中でもメインは計測と保健指導。

計測は子宮底と腹囲の計測。
腹囲は別に大丈夫なんです、臍上ではかればいいから・・・。
問題は子宮底。最初のころはさっぱり分からず・・・。
大きかったり小さかったりで、先生にもう1回計ってみて、と何度言われたことか。難しい!!レオポルドもよくわかんなかったなぁ、この頃は。

あとはメインディッシュとも言うべき保健指導!
これが大変。
まず前日に明日自分が指導する方のカルテから情報収集。
それで家帰ってから指導案を立てる。
1日に平均して指導する人数は2~3人だったから、まず指導案を立てるので本当にいつも徹夜だった・・・。指導が初めての日はいいんですよ、指導案立てるだけだから。翌日からは指導した人の評価・考察を書いて更に翌日の指導来る人の指導案を立てなきゃいけないってなわけで。
どんどん増えてく記録たち。
私的には外来の記録が一番大変だったように思います。

指導って自分が喋りたい事だけを喋るだけでは指導にならないから対象者さんの話もよく聞かないと。そこから新たな問題点とかマイナートラブルが見つかる場合もあるから。
そして何事も予想通りにはいかないのが、これ世の常。

カルテに便秘気味との記載があったから便秘の指導を!と意気込んで指導案立てていったら・・・「便秘よくなったんですよー、プルーン食べるようにしたら調子よくて」(^^;
「よ、よかったですねー。妊婦さんは便秘しやすいですからね~できれば薬に頼らず食べ物でそうやって改善できるといいですよね・・・」
指導項目1つ終了ー。
「便秘よりも最近妙に足がつるんですよねー。これはなんでですか?」
こむら返り・・・立ててきた指導案の中にないし(**)
しかし、ここまできたらなるようになれと、アドリブきかせて学校で習った内容や事前学習を思い出しながら喋りました。

こんな感じのことがほぼ毎回。
助産師はアドリブに強くなければなりません。これ大事。

外来実習も最初は大変だったけど少しずつ慣れてくると自分の引き出しにもレパートリーが増えてきたのか最初ほど緊張したり、焦ることも減ってきてたような気がします。
記録は相変わらず大変だったけどね。

でも病棟とは違っていろんな妊婦さんの話が聞けたのはよかったと思います。
後日、自分が外来でお話させてもらった人がお産であがってきたりすると何だか嬉しくなったり。

何人かの方には本当に大切なことを学ばせて頂けたな、と今でも思ってますし。その話はまた後日。



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